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ロハスフェスタの出展クリエーターに聞く

自然の造形を自然素材に焼き付ける。
アイデアと技術で新しい風を -Mountain & Sea Works-

海があり山がある街、神戸発信のブランド「Mountain & Sea Works」の小物には、木目調の本革が使用されている。



木目調といっても、木目がプリントされているわけではない。一点一点違う本物の木目が浮き彫りにされている。革の質感に美しい木目が合わさって、なんとも言えないやさしい風合いが生まれている。

本革に天然の木をエンボスする。これは、呉本さんが代表を務める神戸の「オーヨン株式会社」の特許技術「デリット加工」によるもの。

デリット加工は、金型を使わず、レースや紙、木や鳥の羽などさまざまな素材の模様を革などにエンボス加工できるという画期的な技術だ。

作品のディレクターを務める神戸のデザイナー、宮崎大輔さんは、「自然の木の雰囲気、木の命そのままを革にのせられるので、他の方法では絶対に生まれない風合いが表情に出てきます」とその魅力を語る。

作品づくりの全ては、兵庫県で行われている。革は、姫路産の上質な本革を使用。縫製を行うのは、姫路の革製品の作家、森下いづみさん。細やかでやさしいステッチが、自然素材の雰囲気に似合う。余計なデザインはしない。気取らないシンプルさと、自然を感じられる革と木の質感が、日常をほんの少しアップグレードしてくれる。

折り畳んでも手提げにしても使える2Wayクラッチバッグ(22,000円)。 本物の木の質感をそのまま感じられる。

「兵庫には今、40代、50代の中間層にものづくりをする人が少なくなっています。デリット加工の技術を活かして、私たちの年代からもう一度面白いことを発信しよう、兵庫県を盛り上げようという思いでつくりました」と宮崎さん。

デザイナーにとって、デリット加工は創造の可能性を広げるもの。呉本さんの元に「これもエンボスできますか?」と訪れるデザインを学ぶ学生やデザイナーも多いという。「デリット加工を活用すれば、表現が無限になります。これからいろんな職人さん、作家さんとコラボレーションしていきたいですね」と呉本さん。新しい技術によってものづくりがますます奥深く、面白くなっていく。

本革トレイ(3,500円〜)。シンプルでいて、気取りすぎないデザイン。
一つひとつが手作業。人のあたたかさがこもった作品が、持つ人を豊かな気持ちにしてくれる。
封筒型のカードケース(5,800円)。ずっと長く使ってもらえるように、と飽きのこないデザインに。
森下さんの卓越した縫製技術が作品の表情にやさしさを加える。
「休日に、公園で本でも読みながらゆっくりと自分の時間を過ごしてほしい」と作られたブックカバー(4,200円〜)。