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家具製作から出る端材を使った、銘木の小物やアクセサリー-Kion-

木の温もりや優しい手触りを生かした繊細なラインと、フェミニンなデザインが愛着を深めてくれるKionの作品。「もったいない」から生まれた秀逸な品々に、師匠や父から受け継ぐ技と心が注ぎ込まれる。



Kionの大貫修さんは、普段は営業職として企業に勤めている。ものづくりを始めるきっかけになったのは職業訓練校のワークショップに参加したこと。「元々、木や自然が好きで、ワークショップで出会った家具職人の技術に感銘を受け、弟子入りしました」。
現在は企業に勤めながら、休日には家具職人の下で家具を製作している。「家具に使われる素材は銘木と呼ばれる希少価値の高い木がほとんど。皮や枝葉がついたままの銘木を仕入れ、製材して家具を作っていきます」。製造の過程を学ぶうちに、小さな端材が出ることに気づいたという。「一つの家具をつくるのに端材がたくさん出るんです。銘木なのに捨てるのはもったいないなと思い、端材を使ってできることはないかと考えるようになりました」と大貫さん。「以前、自宅のキッチンまわりをリフォームしたときに端材で小物をつくると、友人から売ってほしいと。別の友人からは、イベントで販売できるんじゃないかと勧めてくれました」。友人の声をきっかけに、端材を使ったKionのものづくりがはじまった。

-Profile- Kion 大貫修さん
企業に営業職として勤めながら、神奈川県横浜市にある工房で銘木の家具づくりや小物、アクセサリーづくりに励む。家具職人の弟子となり、日々指導を受けながら腕を磨いている。

店頭に並ぶのは銘木の端材から生まれた小物やアクセサリー。ナラ、ケヤキ、ウォールナットなど樹種もさまざまで、家具職人から受け継いだ高い技術も用いられている。「実は、亡くなった父親は工務店を経営していました。僕はその仕事に興味がなく、普通のサラリーマンになったのですが、家具づくりを始めたらのめりこんでしまって。やはり、父の血が流れているのでしょうね」と、大貫さんは笑みを浮かべた。家具や小物づくりには、父が遺したノミやカンナを研ぎ直し、使っているそうだ。「木を加工しているといろいろな音がします。ノミを打つ音、カンナで削る音、ノコギリで切る音。それが木によって違うんです。木の製品の見た目や手触り、そして音まで感じ取ってもらえたらうれしいですね」と大貫さん。そんな木への思いを込めて、Kion(樹音)というブランド名にした。

栓と欅の2種類の端材を使用。インテリアとして映える、小ぶりの愛らしい時計(2,000円)

さまざまな作品のなかで、寄せ木の名刺入れは大貫さん自身も愛用しているそうだ。「営業先で出すと、必ずといっていいほど興味を持たれます。話のネタにもなるから男性にはおすすめです」と笑う。「女性には銘木のピアスやイヤリングが好評です。今後は女性向けの作品も充実させていきたいですね」。
端材といっても銘木を使用しているので、使うほどに艶や味わいが出てくる。温もりを感じる自分だけのものとして、暮らしを彩ってくれる。

コロンとしたフォルムが可愛らしいアロマペンダント(800円)。素材はマカボニーを使用。
様々な端材を集めた寄木のピアス(500円~)。それぞれ色や風合いが異なり、自然のコントラストが楽しめる。
大貫さんも愛用する寄木の名刺入れ(1,900円)。それぞれの木がみせる経年変化が、もつ人だけの一点物になっていく。