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ロハスフェスタの出展クリエーターに聞く

女性が輝く瞬間をつくりたい    ― sAn ― 

三角や雲型、ギザギザなどのさまざまなフォルムと色とりどりのカラーが目を引くsAn(サン)のアクセサリー。太陽光をキラキラと跳ね返して、髪に一つつけるだけで存在感を放つ。ロハスフェスタではいつも長蛇の列。手に入れるのが困難なほど、若い女性を中心に大人気だ。


サンカククリップ(3,200円~)はsAnのアイコンのような代表作。

「何気ない日常に、プラスアルファを提供したい」と話す、sAnのクリエイティブディレクター、白田梨恵子さん。アクリルに特化したバレッタやピアスなどは全て白田さんご夫婦がデザインしたものだ。

素材として使うアクリル板は、オリジナルで製作したものがほとんど。職人と細かく打ち合わせをして、イメージ通りのカラーや模様を実現していく。

どれも奇抜なデザインではなく、誰でも普段使いしやすい。それでいて、sAnのバレッタと分かる個性があって、他にはない一点ものの魅力がある。

-Profile- sAn 白田梨恵子さん
もともとはメーカーでデザイナーとして勤務。出産を機に独立し、今はご夫婦で作品作りに励んでいる。

カットしたアクリルのパーツは、研磨して角を取っている。手間も時間もかかる作業だが、白田さんの作品づくりには欠かせない工程。フォルムに丸みが生まれて、柔らかな印象に。

「アクリルは耐候性が高いので、とても長持ちするんです。日の光に当たっても色褪せたり劣化することがなくて、20年、30年と長く使えます」と白田さん。

一つのお気に入りをずっと使い続けられるので、親から子へと受け継ぐこともできる。これも、アクリルという素材の魅力。

ピアスのフォルムも個性的。金具にはチタンを使用しているので、アレルギーのある人にもやさしい。

制作中に出たアクリルの端材は、集めてもう一度工場へ。溶かされて、再び新しい素材へと生まれ変わっている。

材料を大切にし、無駄を出さないのが白田さんの作品づくり。「無理して頑張って地球にいいことをするのではなくて、身近なことでいいと思います。自分が継続できることをする。それが私のロハスです」。

忙しい朝は、無造作にまとめた髪にパチッと付けるだけでこなれたおしゃれ感が出る。ヘアアレンジが苦手な人でも、簡単にセンスよく仕上がるのがうれしい。
もくもくとした雲のような形の「クラウドバレッタ(3900円〜)」。アクリルでべっ甲やパールのようなマーブル模様を表現できるのはsAnならではの技術。
作品をもっと楽しみたい人は、いくつかを重ね付けするとよりおしゃれに。軽くて丈夫なので、長時間つけていても髪に馴染む。
季節によってツヤ感が変わるため、調合する材料を微調整しながら作る。思い通りのデザインに仕上げるには、経験と勘も必要。
sAnにはリピーターが多い。はじめはシンプルに使っていた人も、色違いや形違いで作品を集め、アレンジを練習して重ね付けを楽しんでいるという。