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鮮やかな刺繍糸をひと目ひと目編み込んで、
色と形で魅せるアクセサリーに  - jugo.r-

色とりどりの刺繍糸を細かく編んで、ピアスやイヤリングなどのオリジナルアクセサリーを作るjugo.r(ジューゴ)。葉っぱや花、サークルや扇型など、さまざまなモチーフを2本の細い糸から自在に生み出していく。



出来上がったアクセサリーは、デッサンせず、複雑な模様や形を手編みしていくという。「頭の中で、なんとなくこういう形にしたいな、どこから編み始めたらできるかなと、目の数を考えながら編んでいます」と作家の武原さん。

個性的な形もさることながら、色へのこだわりも深い。赤や黄色、緑など鮮やかではあるものの、彩度が抑えられた上品な色合い。そのデザインとも相まって、和とも洋ともとれる独特の雰囲気が漂っている。黒いワンピースにも似合うし、アフリカンな柄物にも負けない存在感だ。「コンセプトはありません。ターゲットが決まっていない分、色々な人が見にきてくれます」。

-Profile- jugo.r 武原さん
アクセサリー作家。最初は趣味で始めたアクセサリー作りだったが、友人の勧めで2014年から本格的に制作をスタート。その後ロハスフェスタなどに出店。刺繍を用いた個性的なアクセサリーを販売している。

色にこだわるからこそ、色合わせは必ず昼間にする。自然光が入り、照明も当たる場所で色選びするのがベスト。逆に、雨の日や夜など暗い間には色選びは行わず、編む作業に没頭する。細かな作業なので、作れるのは1日2〜3個。「肩がパンパンになって痛くなるけど、楽しくてずっと作っていたいです」と笑う武原さん。

出来上がった花や葉のモチーフは、重ねたり並べたりして独創的な形を作り、ビーズなどでアクセントを加えて仕上げていく。色も形もパーツも少しずつ違うので、どれもが一点物だ。

2本取りした刺繍糸を、鮮やかな手つきで編んでいく。身につける人をイメージしながら、頭の中で描いたデザインを形にしていく。

武原さんが大切にしているのはイベントでの対面販売。以前、初めて買った人が作品をとても気に入って、「jugo.r」の名前も分からないまま身につけたアクセサリーだけを手がかりに、もう一度ロハスフェスタに探しに来てくれたことがあったそう。「色合いを褒めてくれることも嬉しいけど、作ったものを大切にしてくれているということが一番うれしい。私が作ったお気に入りが、誰かのお気に入りになってくれたらいいな、と思います」。対面販売をしながら、作品と人とのつながりを感じられることに一番の喜びを感じているそうだ。

扇型を組み合わせて立体感を出し、ゴールドのパーツで引き締めたピアス(3,200円+税)。裏から見てもきれいに見えるように作るのが難しいそう。
鮮やかな中にも渋さがあり、かわいさや女性らしさも感じる。色と形が織りなす武原さんの世界に、思わず足を止める人は多い。
  
サークルに編んだ刺繍糸に、ゴールドのパーツを組み合わせた上品なブローチ(3,000円+税)。手に取ると、丁寧に編み込まれているのが分かる。
いくつものパーツを組み合わせてボリュームを出したアクセサリーは、それだけで存在感を放っている。