色鮮やかなドライフラワーやプリザーブドフラワーを閉じ込めたキャンドルやハーバリウム。気軽に部屋に置けて、ブーケや生花のように一つあるだけで部屋のセンスが上がるおしゃれなデザインが、女性を中心に人気を集めている。
ロハスフェスタの出展クリエーターに聞く
色鮮やかなドライフラワーやプリザーブドフラワーを閉じ込めたキャンドルやハーバリウム。気軽に部屋に置けて、ブーケや生花のように一つあるだけで部屋のセンスが上がるおしゃれなデザインが、女性を中心に人気を集めている。
「Candle Lambency」林田さんの作品は、繊細な中間色の花を絶妙のセンスでまとめ上げていて、固定ファンも多い。
中でも人気が高いのが、結婚式のディスプレイとしてもよく使われるアルファベットキャンドル。その流れるような、繊細なラインのセリフ体が特徴。自作のシリコン型から、縦と横の線の強弱がきれいなフォントが形作られている。そのほとんどがフルオーダー。
「わざわざ私にオーダーしてくださるので、手作りとはいえ、この人に頼んで良かったと思っていただけるものを作りたいです」と作家の林田さん。お客さんの要望を聞き、キャンドルの色や花の種類を提案して、イメージに合う作品に作り上げていく。
もともとキャンドルが好きで、買っては集めていたという林田さん。「色や形にこだわり始めたのですが、お店を探してもなかなか気に入るものがなくて。自分で作ればいいじゃないか、と考えたのが最初のきっかけです」。
花の組み合わせは全て直感。その直感が、どこにもない一点物を作り上げ、見る人を惹きつけている。中には、「結婚が決まる前から、結婚式のキャンドルは林田さんに作ってもらおうと思っていた」というファンもいるという。
作品の素材にも気を抜かない。キャンドルには、大豆由来の環境に優しいソイワックスや、煤の出にくい芯、燃えても無害な顔料を使っているという。
「お部屋の中で使うものだから、いくらかわいいものでも体に害があるものは嫌ですよね。私自身が健康でいたいので、作品にも体に良くないものは使わないようにしています」。
喜んでもらいたいという想いと健康への願いが、自然と調和した美しいデザインを生み出している。