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思い出をリメイクし、暮らしに寄り添うスツール – tukuru Woodwork fujimoto –

色彩豊かな座面のデザインが楽しい「tukuru Woodwork fujimoto」のスツール。デザインだけでなく、長年使うためにある工夫が施されている。上質な座り心地の椅子づくりを追求する、藤本さんに話を聞いた。



一口に「椅子」と言っても、ソファやダイニングチェア、あるいはビジネスチェアなど形状はさまざま。tukuru Woodwork fujimotoで作るのは、背もたれや肘置きがない「スツール」だ。シンプルな形状ながら、そこには藤本さんのこだわりが詰まっている。

パイン材を用いて手作りしたスツールは丈夫なだけでなく、色とりどりの座面のデザインが特徴だ。実はこの座面、裏側がネジ留めされていて、取り外しができる。これは、スツールを長く使ってもらうため、座面だけ交換できるように藤本さんが施した工夫だ。

-Profile- tukuru Woodwork fujimoto 藤本直幸さん
もとはサラリーマンとして雑貨の企画に携わっていた。DIY歴はおよそ30年、奥様のために椅子を作ったのが原点だという。店舗を開くことにはこだわらず、イベント出展での顧客との触れ合いを大事にしている。

取り外した座面を藤本さんの工房へ送る際、自分好みの生地を同封すれば、それを座面の素材として活用してくれるという。「もう着られなくなったデニムや革ジャンを送ってくれるお客様もいます」。なかなか捨てられない思い出の服を、自分だけのスツールとして蘇らせることができる。

スツールの高さは45cmと60cmの2パターン。45cmのスツールはリビングテーブルに合わせ、それよりも少し高い60cmはキッチンの高さに合わせて作られている。藤本さんによると、「この少し高い60cmという高さが、家事をする上ではポイント」なのだとか。実際に60cmのスツールに座ってみると、腰が深く落ち過ぎず、膝も曲がり過ぎないため、立ち上がるときにさほど力を入れずに済む。軽く腰掛けられるので、家事の合間に座るのに最適だという。そんな特徴から藤本さんのスツールを買い求めるのは9割が女性で、年齢層は30~60代と幅広い。

交換用の座面。色とりどりの柄で見る人を楽しませてくれる。

藤本さんは東大阪にある工房で家具を製作している。テーブルや長椅子などのオーダーメイドも受け付けている一方、イベント出展ではハンドメイドのスツールに絞って販売を行っている。1日に10脚ほど作るのが限界で、イベントが重なると製造が追い付かなくなることも。話を聞いている最中にも色鮮やかなスツールはどんどん売れていき、中には数日前に購入して、「気に入ったから追加を買いに」という人もいたほどの盛況ぶりだった。

今後もスツールづくりに磨きをかける意向である藤本さん。家庭で収納しやすいスタッキングタイプなど、暮らしの中で使いやすいものづくりを今後も追求していく。

レトロで高級感のある鳥と花柄の生地を使うことで、グッと華やかに。
ネジ留めされた座面の裏側。この工夫のおかげで、座面の交換が容易にできる。