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現役大学生のこだわりが詰まった、体に優しいエシカルスイーツ -1EUR sweets -eye-

ディアマンクッキーやパウンドケーキ、スコーンなどを提供する「1EUR sweets -eye-」。小分けのパッケージはちょっとした間食にピッタリで、価格が手頃なのもうれしいポイントだ。誰にでも親しみやすい定番スイーツを販売する前川さんは、実は現役の大学生。話を伺うと、初めてロハスフェスタでの出展に取り組んだ数々のエピソードを明かしてくれた。



関西学院大学の商学部に通う前川さんは、インターン先で新規事業の企画提案を学んだそう。その際は企画提案を行ったのみで、販売までは行わなかったため、「実際にお店を出してみたい」と考え、今回チャレンジすることに決めた。
小学生のころから料理教室に通うほど、お菓子作りに情熱を注ぐ前川さん。ただ、趣味で作ったお菓子を友人に振る舞った経験はあるものの、実際に販売まで行うのは今回が初めての体験だった。「一番大変だったのは、お菓子をとにかくたくさん作ること」と振り返る前川さん。インターン先で知り合った他大学の友人たちと協力しながら、西宮のレンタルキッチンでひたすらお菓子作りに励んだ。もちろん包装も全て手作業で、イベント直前は徹夜続きだったそう。

-Profile- 1EUR sweets -eye- 前川 朝香さん(写真左)
店名には「1ユーロくらいで気軽に買えて、いろんな人に楽しんでもらえるように」との願いが込められている。

取り組む上で大切にしたのが“エシカル”である点。環境に配慮しつつ体にも優しいお菓子作りを目指し、保存料を一切使わず、小麦やバターなどの材料は全て国産のものにこだわった。さらに、パウンドケーキの隠し味に練乳を使ってコクを出したり、クッキー生地の混ぜ具合を微調整して理想のサクサク食感に仕上げたり、長年の趣味で磨いた腕を存分にふるい丁寧に作り上げた。
「誰にでも親しみやすいように」と考えていたため、なるべく安く提供することにもこだわった。価格を決めるにあたっては、商学部の友人たちからもアドバイスをもらいながら熟考したという。ただ、前川さんによると反省点もあるそうで、「レンタルキッチンの使用料や作業にかけた時間を考えると赤字になるかもしれません…。今回で得た課題はイベント後にしっかり振り返ろうと思います」と語った。

目の装飾が印象的なパッケージは、大学の広告研究サークルに所属する友人が作成したもの。

「“エシカルスイーツ”には、地産地消で地域経済を活性化させる意味もあります。実は今回も、果物農家さんから売り物にならない商品を頂いて、パウンドケーキを作る計画もしていたんです」と明かす前川さん。気候や日持ちを考慮して今回の販売は断念したそうだが、「次のチャンスがあれば、ぜひ挑戦したいです」と前向きに語った。

レンタルキッチンでの調理風景。調理から包装、値段設定まで、様々な友人の協力を得ながら取り組んだ。