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流木素材がもつ自然の造形美を生かしたペンダントライト – Woody Wood-

ヴィンテージ感のあるペンダントライトを手掛ける「Woody Wood」。和洋を問わず調和しやすい、自然の温かみを感じさせるこのペンダントライトは、流木から作り出されている。



「山小屋のような自然を感じられる空間が好きだったんです」と語るのは、「Woody Wood」を手掛ける江口さん。趣味として自然の木を使い色々な小物を作っている中で、この魅力を多くの人に届けたいという想いが強まり、流木ペンダントライト専門のショップを立ち上げた。
デザイン、素材の下処理、加工にいたるまで、何から何までが手探り状態だったという江口さん。「長年、水に浸っていた流木を使用するので消毒は必須。どれくらい乾かせば良いのかもわかりませんでした。ただ、この流木の造形美を活かせば絶対に面白い作品になるという確信だけはあったんです」。その気持ちだけを支えに、試行錯誤を重ねていった。

-Profile- Woody Wood 江口暢さん
仕事の合間に作品づくりをしているという江口さん。趣味としてはじめた木工細工から流木ペンダントライトづくりがはじまった。現在は、高さや大きななどに応じて製作するオーダーメイド商品にも取り組んでいる。

そうした苦労の中で、大切にしようと思ったのが、“自然の造形を生かす”ことだったそうだ。汚れや焼けが激しい箇所は見栄えが良くないためカットするが、それ以外はそのままの形を残すという。「自然の造形美を突き詰めていくと、その“いびつさ”が魅力なんですよね。拾ったときに、『これをライトにしたら面白いだろうな』というワクワクした気持ちを形にしたい。その思いが商品の価値にもつながっているように思います」。その言葉の通り、あえて加工しないことで自然の温かみを伴う独自のデザイン性が立ち上がっている。

流木の造形を際立たせるため、ヴィンテージ加工した照明部品を取り入れるこだわりぶり。
価格はデザインや大きさによって変動。8,000円〜40,000円ほどの商品が揃う。

同時に、こだわりを垣間見たのが素材集めだ。「仕事では車移動が多いので、知らない土地の海や川を通り掛かる時はチェックしておいて、空いた時間に流木を集めるようにしています。ポイントは、動きがある素材を選ぶこと。まっすぐ直線とか十字型といったわかりやすく形ではなくて、幹がウェーブしていたりねじれたりしているものがライトにした時に面白いですよ」。

流木の魅力を知ってほしいという想いから流木のみの販売も行う。

そんな流木ペンダントライトの魅力について、江口さんは次のように話をしてくれた。「自然のデザインって、和室や洋室に関わらずに調和しやすいんです。だから、どんな空間でも使いやすいっていうのが魅力でしょうか。あと、遊びが少ない手狭な部屋にひとつこのライトを付けるだけで、良いアクセントが生まれて、オシャレな空間に変わるんです」。自然の造形を生かし、空間に温かい明かりを灯すライトで、人の心もきっと明るく元気づけられるはずだ。

Google Earthを利用して海や川の雰囲気を確認した上で、素材集めに出かけることもあるという。
イベントなどで開催する、ライトづくりのワークショップ。子どもから大人まで好評という。