CHNのオーナー・勝瀬俊輔さんは、「以前はカフェなどで使用する業務用のイスやソファを作っていましたが、『ゆくゆくは独立して自分の家具を作りたい』と思っていました」と話す。しかし、最初から独立を考えていたわけではなかったという。「学生時代の友人の多くは、自動車や家電製品などのプロダクトデザインをやりたがっていたのですが、僕はあまり興味がなくて…。『いつか独立できればいいな』という程度に、ただ漠然と思っていました」。
CHNのオーナー・勝瀬俊輔さんは、「以前はカフェなどで使用する業務用のイスやソファを作っていましたが、『ゆくゆくは独立して自分の家具を作りたい』と思っていました」と話す。しかし、最初から独立を考えていたわけではなかったという。「学生時代の友人の多くは、自動車や家電製品などのプロダクトデザインをやりたがっていたのですが、僕はあまり興味がなくて…。『いつか独立できればいいな』という程度に、ただ漠然と思っていました」。
ではなぜ、「家具職人」を目指すことにしたのか。「身近にあった物が『家具』だったからです。特別、家具に強いこだわりはありませんでしたが、デザインや機能性も含めて身近にあったんです。アイデアが浮かびやすかったので目指すことにしました」。
漠然と始めた「家具作り」だったが、次第に変化していった。「イスは『座る』という機能がちゃんとしていれば十分です。でも僕は使っていない時のことも考えて、インテリアのひとつとして存在感のあるデザインを作りたいと思いました」と熱く語る。
そんな丁寧に作られた家具も人気だが、小物のファンも多いとか。中でもテープカッターには勝瀬さんの想いが込められている。「例えば気分がのらない雨の日でも、お気に入りの傘で外出するとウキウキしますよね。僕の作品でもそのような感覚になってもらいたいなと思いました。値段は可愛くないんですが…」とはにかむが、客から「癒やされる」と喜ばれているという。
勝瀬さんの作品作りのモットーは、「お客さまに喜んで使ってもらえるものづくり。それだけです」とシンプル。「ドンドンわがままを言って欲しいですね。いつもそこから、何かヒントがあるような気がします。本当に好き勝手に言ってもらいたい。皆さんの意見を取り入れながらインテリアの楽しさを伝えていきたいです」