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物語を紡ぎ、幸せを呼ぶドライフラワー -more flowers and-

ドライフラワーや生花を用いた作品づくりを行う「more flowers and」。物語を感じさせる作品の数々には、「花を好きになる人が増えてほしい」と願う、Misakoさんの思いが込められている。花を贈る人も、受け取る人も幸せに。そしてその幸福がどんどん連鎖するように。そんな思いで、ものづくりに向き合い続けている。



ドライフラワーのブーケは生花よりも長持ちするため、まめな世話が苦手な方や、ふだん花に触れあう機会がそれほどない人に贈るのにも適している。実際、そんな人のために購入する人も多いのだとか。花や植物の美しさを生かした素材選びや造形へのこだわりで、暮らしを色彩豊かにする作品づくりを行っているMisakoさん。

人気なのは、電球のような丸みのあるボトルに詰められた作品だ。「何を作る場合でも、まず『物語』を考えます。ボトル入りのドライフラワーであれば、花の目線に立つこと。ボトルを空に見立てて、花が空を見上げているようなイメージです」。

-Profile- more flowers and Misakoさん
飲食店勤務を経て、約10年、小売店やブライダル業界で花と関わる仕事を続けていた。2022年1月に京都の居酒屋を間借りして、呑める花屋"水曜花屋"にオープンさせた。

また、試験管のような細長いボトルに詰めたドライフラワーも販売している。底を地面に見立て、1本の花が咲いているようなイメージで作られた作品だ。

ロハスフェスタでは、「これ可愛い!」と、買いにきてくれた子どもが何人もいたという。Misakoさんは、「通りがかりに目についたみたいで、お母さんと一緒に来てくれたんですよ。本当にうれしい経験でした。そういうきっかけで、少しでも花を好きになる人が増えてくれれば」と語る。

「試験管flowers」。小ぶりながら、鮮やかな存在感を放っている。

今後やってみたいことを尋ねると、クリエイターたちとのコラボレーションを挙げた。「イベントに出ると、素晴らしいクリエイターさんが本当にたくさんいらっしゃるのだと実感します。そういう方々が手掛けた作品を、私が作る花とつなげていきたいなと思っています」と、知り合ったクリエイターの作品を、新店舗でも展示販売する計画だ。革や真鍮の雑貨、キャンドルなど、Misakoさんが考えるラインナップは幅広い。

ドライフラワーをあしらったリース。顧客の希望を丁寧に聞き、林さん自身の意見も交えながら最良の作品を作っている。

2022年1月には京都で呑める花屋"水曜花屋"をオープンさせたMisakoさん。“たち呑みしゃーぷ”という店舗の定休日(水曜)を間借りし、営業している。「花の素晴らしさや、扱い方などを伝えたり、自宅に飾ってもらえる生花、ドライフラワーを展示販売しています。お酒を飲みながら、気軽に楽しんでもらいたいですね。花は食べ物と違って嗜好品という面が強いですし、用も無く花屋に入るのはハードルが高いと感じている人も多いと思います。気軽にお店に入ってきてくれたらうれしいです」。

新しい店舗で新たな一歩を踏み出したMisakoさん。「花を好きな人が増えて、その人の友人や子どもたちも花を好きになって、どんどん輪が広がっていくのが私の理想です」と語ってくれた。

花の色と日の光が重なり幻想的な雰囲気を醸し出す。
呑める花屋"水曜花屋"の外観。お酒を飲みながらグリーンに触れられる。