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子どもの成長をやさしく見守る、ナチュラル素材のアイテムが揃うセレクトショップ-callow-

子どもといっしょに過ごす時間が、もっと幸せにあふれるように。オーナーの西村綾美さんが立ち上げた、子ども服のセレクトショップ「callow」には、そんな思いが込められている。肌にやさしいナチュラル素材や、フェアトレードを大切にしたアイテムが、たくさんの子どもたちの笑顔を生み出している。



「なぜ、私の家は外食に行く機会が少ないんだろう」「市販よりも手作りのお菓子が並ぶんだろう」。西村さんが、ナチュラル系の素材やフェアトレードに関心を持つようになったのは、こうした幼い頃の経験がきっかけだった。「当時は、理解できませんでしたが、大人になってから『大切にされていたんだ』って、改めて思いました。子どもが生まれてからは、自分にできることは何だろうって考えたんです」。そこで、「子どもの成長をやさしく見守れるようなものがあればいいな」と思い、セレクトショップ「callow」を立ち上げた。

-Profile- callow 西村綾美さん
幼い頃から食べるものや身に付けるものに配慮する家庭で育ってきたという西村さん。「今から思えば贅沢ですし、親の愛情をたっぷり受けられたと思います」と。今後の目標は実店舗をもてるようにしたいとのこと。

子どもにとってやさしいアイテムを扱うこと。このコンセプトのもと、国内のブランドをリサーチしたところ、思わぬ壁に直面してしまう。ナチュラルコットン素材の服やアイテムを取り扱いが少なく、思ったような品揃えができなかったのだ。「国内がダメなら海外はどうかなと。英語は得意ではなかったのですが、直接電話やメールをしました。この思いに共感してくださる方々も多く、なんとか仕入れることができ、ショップをオープンすることができたんです」。

ショップでは、輸入品やハンドメイド品など、さまざまなアイテムを取り扱っている

ナチュラル素材で肌荒れやぜんそくなどの症状を防ぐ。対等な賃金を支払うことで、貧困地域を応援し、未来にとって良い選択をする。この思いに貫かれたアイテムは、一般の衣料品で販売されている商品と比べ、割高になってしまう。西村さんは、「本当にこうした商品は選ばれるんだろうか」という不安を持っていたとか。「お店をオープンすると、こんなにも同じ思いを持つ人がいたのかと驚きました。自分のお子様だけではなく、出産のお祝いに購入いただく方も。どなたも大切な人を幸せにしたいという思いでつながっていますね」。

淡い色合いとやさしいデザイン。この魅力に惹かれ、購入するお客さんも多いそう

子どもの食事に気を使うように、普段身に付けるものや使うものにも配慮をする。年を追うごとに、そうした思いを持つ方々も増え、さまざまなイベントに出店するようになった。その盛り上がりと呼応するように、全世界でもこの動きに注目が集まってきたと西村さん話す。「世界規模で商品数が増えたことで、デザイン性やバリエーションも向上しました。そのおかげで、ご予算に応じておまかせで商品をセット販売する、サービスまでご提供できるようになったんです。だからこそ、もっともっと、この思いに共感いただく方が増えてほしいですね」。こうしたアイテムを通して、これからも子どもたちの笑顔と未来は広がり続けていく。

ショップ名の翻訳は「青二才」という意味。「子どもといっしょに、少しずつ親も成長していきたい」という思いが込められている