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絆をいつまでも繋ぐ、お守りになるような絵を描く-カテイトエ-

暮らし中にそっと飾っておくと、思わず温かい気持ちになってしまうアート・クラフトユニット「カテイトエ」の人物画。やさしく微笑む家族や友人、大切な人たちを描き続ける、梅津夫婦に話を聞いた。



国内だけではなく海外でも活躍する、アート・クラフトユニット「カテイトエ」の梅津夫妻は、細いボールペンと水彩絵具を使い、ほんの数十分足らずでやさしいタッチの人物画を描いてしまう。夫の諭さんは、「その人にとって、もっとも良い表情は一瞬だけ。それを捉えた瞬間に一気に書き上げてしまうんです。その方が、感情がともなった良い絵になると思います」と。

店先に並んだ絵を眺めると、家族や友人、愛犬を抱っこする老夫婦になどが、他にはないとびきりの表情で微笑んでいる。「生きていると、いろいろなことがあると思うんですよ。だけど、絵を描いてもらっているときは、だれもが本当に幸せそうな表情をする。そこを、表現したいんですよ」と、諭さんはやさしく笑う。

-Profile- カテイトエ 梅津 諭さん 梅津 和枝さん
2014年に人物画を描く夫婦ユニットとして独立。今後は「世界とつながる」をテーマに、海外を視野に入れたオンラインでの作品づくりにも力を注いでいくそう。

梅津夫婦が出会ったのは、似顔絵を描くイベント会社でのこと。繁華街の中で、あるいは、ショッピングモールの店先などでよく見かけるデフォルメされた似顔絵を手掛けていたという。「デフォルメするときは、その人のコンプレックスを強調するようなところがあるんです。お客様には喜んでいただけるのですが、描き手としては違和感がありました」と諭さん。

そのときに、奥さんの和枝さんと偶然出会い、意気投合。これまでと違う人物画を形にしたいとの思いで、2014年に独立。【家庭】に【絵】を付けた「カテイトエ」というユニットで活動をはじめる。

暮らしの中をそっと見守ってくれる、お守りになるような絵を目指している

和枝さんは言う。「『似てるね』じゃなくて、『いつも目にするところに飾っておきたいね』って思ってもらえるような。そういう、暮らしの中をそっと見守ってくれる、お守りになるような絵を二人でめざしました」。

そこで、思い当たったのが、幸せな表情の探求だった。微笑みの中で、どれがもっとも幸せな表情なのか。または、幸せな表情はどのような表現から生まれるのか。その結果、辿り着いたのが、前述した“一瞬の表情”を見逃さないことだった。「一瞬の表情は、口元の形がポイントだと気付いたんです。人によって程度の差はありますが、幸せそうな雰囲気は、少しだけ口角が柔らかい表情になるんです。それが、絵のひとつのポイントですね」と愉さんは言う。

オンラインショップでは、写真だけを送付してもらい人物画を描く

イベントや商業施設での出店を中心にしてきた二人が、次なる目標としているのが、写真館のような場所。家族や大切な人たちと訪れて、まるで写真館に来たときのように、絵を描きあげてその場でお渡しをする。これからも、二人の絵が、人々の幸せな営みをそっと見守り続けていくだろう。

フランスの「ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール」展で審査員賞を受けるなど、海外での評価も高い