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笑顔が生まれる「プラバン」アクセサリー -kiharamai-

一目見ると「懐かしい」という感情が湧いてくるアクセサリー類。その材料は、プラスチック素材のシート、いわゆる「プラバン」だ。10センチ四方のシートに描かれる自由なイラストは、見ている人の心を和ませてくれる。



「プラバン」に絵を描いて、オーブンで焼く。子どものころそんな遊びを体験した人は多いのではないだろうか。木原さんが作るプラバンのアクセサリーもそれと同じように、およそ10センチ四方のシートにイラストを描き、家庭用のオーブンで熱を加えて作る。焼きあがったプラバンを重石でプレスしたり、裏面を補強したり、いくつか加工の工程が加わるものの、「基本的な作り方は子どもが遊びで作るときとそんなに変わりません」と木原さん。できあがったプラバンは、最終的にキーホルダーやバッジ、ヘアピンや髪ゴムなどに生まれ変わる。

-Profile- kiharamai 木原麻衣さん
大学時代は映像制作を学んでいた木原さん。卒業後はその道に進むか悩んだ末、自分の好きなものづくりに取り組む道を選んだ。

 木原さんのプラバンアクセサリーを見ていて感じるのが、そのバリエーションの豊かさ。当初は簡単なイラストを描いていただけだったが、「お寿司が好きな友人のために、お寿司のかぶりものをしたキャラクターを描いてから、モチーフが『なんでもあり』になって広がっていきました」と楽し気な木原さん。好きな食べ物やスポーツなど、自由にイラストを描けるプラバンが素材だから、表現の幅は極めて広い。

どこかコミカルさを感じるイラストは、見ているとつい顔がほころぶ。

もともと芸術系の大学で人形アニメーションを制作していた木原さん。その人形の衣装を自分で作り始めたのがハンドメイドとの出会いだった。その後、学園祭やハンドメイドマルシェでの出展を重ねていたあるとき、子どものころプラバンで遊んでいたことを思い出したそう。

プラバンアクセサリーを作り始めたころは「もともと絵を描くのも好きだし、やってみようかな」くらいの気持ちだったが「絵を描くのに疲れたらミシンで縫うみたいな感じで、交互に活動しています」というほど、制作活動の大部分を占めるようになった。

大きすぎず小さすぎず、ちょうど良いサイズ感のエコバッグ。イベントで買って、そのまま他のブースで買った商品を入れる人も多いのだとか。

当初活動のメインだった布小物も、制作を続けている。特に好評なのはエコバッグだそう。普段使いがしやすいように、できるだけ軽い素材を選んでシンプルな形状で作っている。木原さんが「使っていて楽しい気持ちになるように」との思いでセレクトした、大胆なカラーリングが印象的だ。そのほかにもリバティプリントを使った布小物なども制作している。「今後は、イラストメインのポストカードや、大きいサイズのエコバッグも作りたい」と語る木原さん。二つの個性を磨きながら、新しいものづくりに日々取り組んでいる。

華やかなパスケースなども揃う。最近は暮らしの中でニーズが高い布小物を作ることが増えたそう。