“可愛くて面白い、楽しくなるステンドグラス”をテーマに、さまざまな作品を生み出すのは作家の江田かよさん。ステンドガラス独特の鮮やかな輝きに、カメラの形をした鏡、鏡餅のインテリアなど、ひと捻りを加えたデザインが多くの人を引き付けている。
“可愛くて面白い、楽しくなるステンドグラス”をテーマに、さまざまな作品を生み出すのは作家の江田かよさん。ステンドガラス独特の鮮やかな輝きに、カメラの形をした鏡、鏡餅のインテリアなど、ひと捻りを加えたデザインが多くの人を引き付けている。
江田さんがステンドグラスに出会ったのは20代の頃。ステンドグラス作家として活動する中学校時代の先輩の家に招かれた時に、初めて作ったのだという。「余った材料で何か作ってみてと言われたんです。そのときの体験が楽しくて、自分でもやってみようと思ったんです」。その体験からステンドガラス作家として活動をはじめるようになった。
江田さんが大切にしているのはオリジナリティがあること。「『こんなの作れるんだ!』とびっくりされるものを作りたいので、鏡餅やカメラとか変わった作品が多いですね。同じデザインの作品を複数作る時は、色は一緒でも柄が違うガラスを使ったり、向きを変えたりと、一つひとつ構成を変えているので、全く同じものはありません。その方がお客様も選ぶ楽しみがあるんじゃないかなと思っています」。また、小さなガラスを組み合わせた作品が多いのは、廃ガラスをできるだけ出さないという江田さんのポリシーの現れでもある。「普通のステンドグラス作りでは捨ててしまうような、小さなガラスだけどなんとかできないかなと思うように。小さい分作業が大変なのですが、捨てるのがもったいないので」。
たくさんのこだわりが詰まった江田さんの作品は、小ぶりでインテリアにも活用しやすいということからリピーターも多いそうだ。「前回、家のオブジェを購入された方が、その上に飾りたいと、気球を購入してくれました。前に買ってくださった方が、違うイベントに顔を見せて下さったり、中には台湾のイベントにまで来て下さったこともありました。それが本当に嬉しくて、イベント出展の度に、季節のモチーフなど1つは新作を出すようにしています」。