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「フラワーロスをなくしたい」と思いを込めたキャンドル -aquettcandle-

華やかなキャンドルに埋め込まれている色とりどりの花。実はこれらの素材は、本来なら廃棄されてしまうはずのものだったという。通常は店頭に並ぶことのない素材の数々に、aquettcandleの佐藤さんは新たな命を吹き込んでいる。



佐藤さんが製作を手掛けるのは、花をあしらったキャンドルの数々。白いロウで固められた色とりどりの花は、レリーフ彫刻のような生き生きとした躍動感を放ちながら、華やかさで見る者の目を楽しませてくれる。もちろん、目で見て楽しめるだけでなく、香りも楽しめる。キャンドルに添加する香りは、あしらったドライフラワーの魅力を引き立てる香りを合わせるのがポイントだ。「花と香り、いろいろな組み合わせを考えるのが楽しいですね」と佐藤さんは語る。

-Profile- aquettcandle 佐藤昌奈さん
キャンドル製作を自宅で行う佐藤さん。特別な設備を必要としないため、子育てをしながら取り組める点も大きな魅力だという。

これらのキャンドルの作り方は、「料理をする感覚に近い」と佐藤さん。鍋に火をかけて溶かしたロウを、ドライフラワーへと加工した花と一緒に型に流し込んで、冷やし固めて作る。キャンドルのサイズは、細いものから寸胴なものまで多種多様。ロウソクに火を灯した際、火が花に燃え移ったり、溶けたときにキャンドルの形が崩れたりしないように計算して作る。

ぷるぷるした感触が楽しいこちらもキャンドルの一種。透明なベースが花びらの鮮やかさをより引き立てている。

現在は日本キャンドル協会の認定アーティストとして活動する佐藤さんが、キャンドルづくりに取り組むようになったのはおよそ5年前。出産と子育てというライフステージの変化が大きなきっかけになったという。「もともと何の趣味もなかった」そうだが、子育てをしながら家でもできる仕事を探しているときに、偶然キャンドルづくりと出会い、のめり込んでいった。「全くの未経験から始めましたが、とにかく練習して失敗して、そうやっているうちに配合や作り方のコツがわかってきました」。

自宅で飾る際は、リースなどと組み合わせると相性抜群。

佐藤さんのキャンドルづくりで大きなポイントは、本来は廃棄されてしまう花を使っている点だ。当初は、店舗で花を購入していたそうだが、製作に取り組むうち、花びらに傷があるなどの理由で捨てられてしまう「フラワーロス」の現状を知ったという。その後、知人の紹介で滋賀県の卸売業者とのつながりが生まれ、今ではその業者から廃棄予定の花を買い取って使用している。「きちんと買い取ることで業者さんも利益になりますし、廃棄にかかる労力も減らせます」。

ところで、キャンドルの大敵となるのは「夏の高温」。真夏の屋外イベントでは、展示しているだけで溶けてしまうリスクもあるのだとか。そこで、佐藤さんは今夏から室内で取り組めるワークショップを本格的に開始した。参加者がそれぞれ好きな香りや花を選んでキャンドルづくりをしてもらう内容で、初心者でも簡単に作れる点も魅力だ。今後も佐藤さんは自身のキャンドル製作を磨きながら、魅力を発信する取り組みにも力を入れていく。

季節に応じて使われる花が変わるため、選ぶ楽しさも味わえる。