L’ecoが手掛けているのは、ナチュラルな質感と普段使いしやすいサイズ感が魅力のかごバッグ。中袋や肩ひも、装飾などをアレンジして、一年中楽しめるのがうれしいポイントだ。共同で制作を行う鷹野さんと西浦さんに、ものづくりへの思いを聞いた。
L’ecoが手掛けているのは、ナチュラルな質感と普段使いしやすいサイズ感が魅力のかごバッグ。中袋や肩ひも、装飾などをアレンジして、一年中楽しめるのがうれしいポイントだ。共同で制作を行う鷹野さんと西浦さんに、ものづくりへの思いを聞いた。
鷹野さんと西浦さんが手掛けているのは、クラフトバンドを編み込んだラタン風のかごバッグ。クラフトバンドとは牛乳パックや穀物袋などが原料の再生紙100%の素材で、ナチュラルな素材感が特徴だ。サイズ展開は、小型のポシェットタイプとS・M・Lサイズのトートバッグの計4種類。「環境に優しいだけでなく軽くて強度がある素材ですから、いろいろな用途に使えます」と語る鷹野さんと西浦さん。普段使いにピッタリなサイズ感で、子どもから大人まで幅広い支持を集めているそう。
丁寧に編み込まれたかごバッグは、手提げのひもや肩ひも、中袋のセレクトでさまざまな表情を見せる。春夏はシンプルでナチュラルな装いにしたり、秋冬にはファーカバーを組み合わせたり、個々の好みや季節感に応じて、いろいろな楽しみ方ができるのも魅力の一つ。多彩な組み合わせを楽しめるようにした背景には、「365日使い方を変えながら楽しめるように」との二人の思いが込められている。
一つ一つ編み込んでカゴ状に仕上げるだけでなく、中袋を縫い付けたり、手持ちのひもをつけたり、底に鋲(びょう)を取り付けたりと、その工程は多岐にわたる。「バッグを作っているときは、とにかく無心でやっています」と語る鷹野さん。イベントの開催に合わせて一斉に制作を行っているという。
それだけに、ロハスフェスタのように対面しながら販売できる機会は一層楽しいとのこと。また、実際に購入した人から制作やアレンジのヒントも得ているそうで、「カバンの中身が見えないように」との声から中袋をつけたり、「ショルダーとしても使いたい」との声から肩ひもを付けられるようにしたり、バージョンアップを重ねていったという。「2018年から作りはじめて、お客様の意見をどんどん反映させて、最近になってようやく定番の型が出来上がりました」と二人は振り返る。
今後作りたいものを二人に尋ねると、「丸形など新たなシェイプのバッグにも挑戦してみたい」と語る一方で、「ブランドとして大切にしている“一年中使える楽しみ方”をもっと増やしていきたい」という。これからも日常の暮らしを彩るアイテムを提案し続ける考えだ。