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一つひとつていねいに染めた愛着のわく革花アクセサリー -intro-

可愛らしく、そして、大人っぽく。その両方を演出してくれる革花アクセサリー。一つひとつていねいに手作りされたピアスやイヤリング、ブローチには作り手の愛情と、使い手の愛着が合わさり、世界で一つのアクセサリーに昇華していく。



イヤリングやピアス、ブローチなど手作りの革のアクセサリーを販売する「intro」。使っている革は、牛のヌメ革。ヌメ革とは植物に含まれるタンニンという成分でなめし、型押しや表面処理もほとんど施さずに仕上げた革のことで、素朴で自然な風合いを持つ。そんなヌメ革を用いて、どんなふうにアクセサリーを作るのか、店主のナカオカマキコさんが説明する。「仕入れたヌメ革を、たとえばお花の形にカットし革専用の染料で染めます。ヘラや棒で立体のお花の形に成形して自然乾燥させると、ヌメ革の特性で、乾くとお花の形に固定されるのです」。

-Profile- intro ナカオカマキコさん
東京や神奈川など関東を中心にイベントなどで出店。一つひとつヌメ革を裁断し、手で染め、成形したオリジナルのアクセサリーを制作。「シックで可愛らしい」との評判を得ている。

花びらなども一枚一枚、綿棒などを使いながら、最初は中心の部分を染めて、その後に周囲をていねいに染めていく。「ヌメ革の元々の色がベージュなので、赤や緑で染めてもちょっとくすんだトーンで染まります。それが独特のシックな色合いになっています」とナカオカさん。とても細かい作業だが、「大変だと思ったことはありません。楽しみながら作っているので」と笑顔。そんな楽しい気分が、アクセサリーの表情からも伝わってくる。

ヌメ革のアクセサリーの魅力を尋ねると、「個人的には、軽いことが魅力の一つです。とくに、石を用いずに革と金具だけで作ったピアスやイヤリングは、耳につけていることを忘れてしまうくらい軽いという感想をいただくことがあります。イヤリングが重いと、長時間つけていると耳が痛くなってくるという人も少なくないので、軽いというのは大きな魅力だと思います」とナカオカさんは自身の経験も踏まえてそう話す。確かに、手のひらの上にのせると、風に飛んでしまいそうになるほど軽かった。それでいて存在感を感じさせるアクセサリーだ。

もう一つの魅力は、経年変化。天然の素材なので、次第にアンティークのような色合いに落ち着いていくそうだ。味が出ると言ったらいいのか、その変化の過程も楽しく、自分と一緒の時間を過ごしてきたからこその愛着もわきそうだ。そんな、素朴な印象とともに、エレガントで繊細な美しさを持ち合わせている「intro」のヌメ革のアクセサリー。デザインもすべてナカオカさんが担っている。「お花をデザインしたアイテムが多いです。チューリップや金木犀をモチーフにしたものもありますが、個別の花をリアルにデザインすることは少なく、想像上のお花をいろいろな形にデザインすることが多いですね」とナカオカさん。天然の石や淡水パールを合わせたものもあり、バリエーション豊か。価格も2000円台から6000円台が主流でリーズナブルだ。