三角や雲型、ギザギザなどのさまざまなフォルムと色とりどりのカラーが目を引くsAn(サン)のアクセサリー。太陽光をキラキラと跳ね返して、髪に一つつけるだけで存在感を放つ。ロハスフェスタではいつも長蛇の列。手に入れるのが困難なほど、若い女性を中心に大人気だ。
ロハスフェスタの出展クリエーターに聞く
三角や雲型、ギザギザなどのさまざまなフォルムと色とりどりのカラーが目を引くsAn(サン)のアクセサリー。太陽光をキラキラと跳ね返して、髪に一つつけるだけで存在感を放つ。ロハスフェスタではいつも長蛇の列。手に入れるのが困難なほど、若い女性を中心に大人気だ。
「何気ない日常に、プラスアルファを提供したい」と話す、sAnのクリエイティブディレクター、白田梨恵子さん。アクリルに特化したバレッタやピアスなどは全て白田さんご夫婦がデザインしたものだ。
素材として使うアクリル板は、オリジナルで製作したものがほとんど。職人と細かく打ち合わせをして、イメージ通りのカラーや模様を実現していく。
どれも奇抜なデザインではなく、誰でも普段使いしやすい。それでいて、sAnのバレッタと分かる個性があって、他にはない一点ものの魅力がある。
カットしたアクリルのパーツは、研磨して角を取っている。手間も時間もかかる作業だが、白田さんの作品づくりには欠かせない工程。フォルムに丸みが生まれて、柔らかな印象に。
「アクリルは耐候性が高いので、とても長持ちするんです。日の光に当たっても色褪せたり劣化することがなくて、20年、30年と長く使えます」と白田さん。
一つのお気に入りをずっと使い続けられるので、親から子へと受け継ぐこともできる。これも、アクリルという素材の魅力。
制作中に出たアクリルの端材は、集めてもう一度工場へ。溶かされて、再び新しい素材へと生まれ変わっている。
材料を大切にし、無駄を出さないのが白田さんの作品づくり。「無理して頑張って地球にいいことをするのではなくて、身近なことでいいと思います。自分が継続できることをする。それが私のロハスです」。