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肌にやさしい14kgfで
アクセサリーを選ぶ楽しみを届けたい -gran&ALLEGROA-

「gran」と「ALLEGROA」は、双子の武本さん・青木さん姉妹がそれぞれ2012年に立ち上げたブランドだ。14kgf(ゴールドフィルド=金張り)を主な素材として、ピアスやリング、ブレスレットなどのアクセサリーを制作・販売している。



「私たちはもともと金属アレルギーなんですよ。だから、アクセサリーを身につけると肌が痒くなったり、アレルギー症状が出てしまう。18金なら大丈夫なんですが、高価だからなかなか買えなくて。そんな時に、14kgfに出会ったんです」とgranを展開する姉の真由美さん。14kgfは、真鍮などの素材に14金の層を圧着したもので、金属アレルギーの人も安心して使える素材。薄いメッキとは異なり、ほとんど剥がれることもないという。

「アレルギーのためにアクセサリーをつけることを諦めてしまっていた方もいます。この素材を知ってもらって、毎朝、気分や洋服に合わせて『どれにしようかな』とアクセサリーを選ぶことを楽しんでほしいですね」と、妹でALLEGROAを展開する理恵さん。

14kgfは金で包まれているので、くすんだりしても超音波洗浄をすると輝きを取り戻す。14kgfの他にも、二人のブランドでは純度の高いシルバー925や天然石など、上質な素材を選んで使っているので、肌にやさしく、手入れ次第で長く使うことができる。「特に天然石はカットで輝きが変わるので、自分の目で見て間違いないものを選んでいます」と、二人とも素材選びには妥協しない。

-Profile- 「gran」デザイナー 武本 真由美さん(写真左)「ALLEGROA」 デザイナー 青木 理恵さん(写真右)
武本さんは幼稚園教諭として勤めた後、以前から興味があったインテリア業界へ。14kgfと出会い、2012年に「gran」を立ち上げる。百貨店での販売やイベント出店のほか、インターネットでの販売にも力を入れている。

青木さんは趣味でアクセサリーを手作りしていたが、2012年に「ALLEGROA」を立ち上げ本格的に制作をスタート。百貨店での販売やイベント出店のほか、海外での販売も視野に入れ、インターネット販売を行っている。

制作は全て手作業。ワイヤーを切って曲げて、繊細な作業を繰り返し、作り上げている。主張しすぎないシンプルなアクセサリーが多いが、それでも一つひとつに細やかな個性がある。「どなたでも気軽に近寄って手にとって、さりげなく付けられるデザインを目指しています。頑張りすぎない、でもちょっと気分を上げてくれる、日常に寄り添うアクセサリーです」と真由美さん。理恵さんも、「季節や服を問わず、自分自身が毎日付けたくなるようなデザインにしています」と話す。

双子だからか、お互いに感性が似ている二人。共同出店すると、一つのブランドのように統一感がある。「打ち合わせもしていないのに、一緒のデザインになることも。先に作られないようにしなきゃ、とお互いにライバルとして切磋琢磨しています」と笑う。

ワイヤーを曲げて作る14kgfのピアス。シンプルで飽きのこないデザインは、幅広い年齢層に人気。

作品作り自体、夢中になるほど好きだという二人だが、やはり一番のやりがいは自分たちと同じようにアレルギーで悩む人に喜んでもらえること。「嬉しいのは、今までアクセサリーをつけられなかったお客様が、『ここのピアスはつけても平気だった』と言ってくださったとき。やっててよかった!と思いますね」と笑顔。

14kgfは最近になって日本でも広まり始めたが、まだまだ知らない人が多いという。今後は関東や海外も視野に入れて展開し、素材の良さや、アクセサリーを選んで身につける楽しさを知ってほしい、と願いを込めて作品を作っている。

お互いの感性が似ているので、共同出店することが多い。作品のボリュームが増えて、見応えのあるラインナップに。
ラピスラズリのピアス(5,292円)。多面カットで、耳元で揺れると繊細な輝きを放つ。
「人と関わる仕事を常にしていたので、直接お客様とお話できるイベント出店が楽しいです」と真由美さん。
シルバー925で製作したリング(1,700円~)。どんな服にも似合うデザインで、普段使いしやすい。
「作品を作り始めると、指が腫れ上がるくらい夢中になってしまいます(笑)。楽しくて、時間を忘れてしまいます。」と理恵さん。