小さな器の中で身を寄せ合う多肉植物と、それらを彩る植木鉢やピック。merrybellのブースには、寄せ植え商品が並んでいるというよりも、ファンタジックな多肉の世界が創りあげられているようだ。作家のメリーさんは、「どんな風に寄せ植えを飾ればかわいくなるか、ディスプレイの提案をしています。ここでイメージを持ってもらって、お家でも実践してもらえたら」と話す。
小さな器の中で身を寄せ合う多肉植物と、それらを彩る植木鉢やピック。merrybellのブースには、寄せ植え商品が並んでいるというよりも、ファンタジックな多肉の世界が創りあげられているようだ。作家のメリーさんは、「どんな風に寄せ植えを飾ればかわいくなるか、ディスプレイの提案をしています。ここでイメージを持ってもらって、お家でも実践してもらえたら」と話す。
もともとはイングリッシュガーデンのコーディネートをしていたというメリーさん。
「バラなどと比べると、多肉は見た目に地味で、最初はどこが良いのか分からなかったんです。1つ、2つ買って育ててみても、失敗してダメにしてしまったり。でも、だんだんうまく育てられるようになると、かわいくなってきて、多肉の魅力を感じるようになりました」。寄せ植えを作るようになってからは、鉢やピックも手作りし始め、独特の世界観を表現するようになったという。
メリーさんの作る寄せ植えには、どちらから見られるかを考えて植物が配置されている。例えば、後ろに背の高い多肉があり、手前にはメインの多肉、その足元には下草が生えているものなどが多い。「イングリッシュガーデンのイメージを持ち続けているからだと思います。だから、寄せ植えは言わば小さなお庭なんです」。中には、手作りのうさぎが、その世界の住人のようにちょこんと立って会話をしているような、ストーリー性のある作品も。「自分の中では、ちゃんとシチュエーションがあって、一つひとつに会話があるんですよ」と笑う。
「多肉が元気に、かわいく育っている姿を見ることが一番の喜びです」。作品を売ることだけでなく、その後は育てることを楽しんでもらい、お客さんにも多肉にも喜んでもらえる環境であってほしいと願うメリーさん。
「多肉は日当たりと風通しが大事なので、それだけ気をつければすごく育てやすい植物。水やりも1週間〜10日に一度で大丈夫です。植物を育てるのが苦手という方が、グリーンライフを楽しむきっかけになれば」。
おしゃれなインテリアというだけでなく、作品を通して植物に親しみ、ともに暮らすことの喜びを伝えてくれている。